室蘭本線

<苫小牧>
高2の夏休みに2週間の予定でひとりで北海道に撮影旅行に行った。
青函連絡船で函館に着き、そこから追分に行く予定で苫小牧で乗り換えた。
函館に着くと雨だった。その前1ヶ月は雨降らずだったと聞いた。苫小牧に着くと雨が上がって曇り空だった。苫小牧は室蘭線と千歳線の列車が次々と通るので、乗り換えの待ち時間だけでも結構な写真が撮れた。
さすが北海道だなあと思った。北海道初日なのに、D51、C57,重連、客車、貨物と盛りだくさんで、夢中で撮ったことを憶えている。


<白老牧場>

北海道で同い年の大阪のSLファンと知り合い、その友人が室蘭にいるので会いに行った。室蘭の彼が白老牧場がよいというので明くる日に白老に行くことにした。この区間はひっきりなしにSLが通るので、どれも取り逃がしたくない私は、気が気でなかった(笑)白老駅やそこから牧場までの間にも何本もSLが来るのだった。

<沼の端>
沼の端は苫小牧から岩見沢方面へひとつ隣(といってもかなり距離はある)の駅だ。当時沼の端は、有名な撮影場所だった。というのもこの大陸的な荒涼とした風景に加えて、室蘭線と千歳線が分岐する場所で、両方の線を頻繁にSL列車が走っていたからだ。
関西に住んでいた私にはアメイジングな場所だった。しかし、行って見るとそれらを撮るにはかなりの移動が必要だったり、北海道と言えども夏は暑かったり(夏でも北海道は涼しいのだと思っていた)で、時間がないこともあって堪能するまでは撮れなかった。

<追分>